日本酒の保管・管理について

 ここ数年お客様の要望もあり日本酒メニューに力を入れている当店。 マグロ料理に合う食中酒を中心に常時20種類以上を提供しています(まだメニューに載せていないものや自宅保管のもあるので実際は40種類ぐらいですが…。) 基本的に香り系の吟醸酒や生酒は店内の冷蔵庫(5度)で縦置きで保管しています(よく横に寝かせてディスプレイしてるお店も結構見ますけど蓋の金気とか、酸化スピードの速さが気になるなるのです)。 三条美松ビルに引っ越してきてからしばらくは、この冷蔵庫電気を入れずに本格焼酎の保存庫にしていたのですが、ずっとお客様にもったいないと言われていました…。こんなに活躍するなら移転の際にもう一台持っていたのを処分するんじゃなかったですね…

 冷蔵庫も出来るだけ紫外線による劣化は避けたいので庫内の灯りは消して、店内でも暗めの場所に置いてあります。店内の照明もLEDにして紙の覆いをかけたり、間接照明にして紫外線をカットしています。

 それ以外の常温・燗提供の火入れ酒などは新聞紙や布でくるんだりして光の入らないケースに保存しています。また開栓したものについて定期的に劣化や熟成の様子を味見してチェックするように努めています。

 ものによって、例えば造りのしっかりとした無濾過生原酒などは開栓して3ヶ月以上を過ぎて旨みが増すようなものもあり、そういう熟成した味わいも提案できればと考えています。

 

 また、当店はマグロ専門店ですが、衛生面やお酒などに魚の臭いがつくのを防ぐ観点から、調理は普段からニトリルの手袋で作業しており、マグロを素手で触ることはけっしていたしておりません。
 また通常お酒のサービスはマグロを調理しない接客担当が専門で担当しております。


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